リスクの少ない土地活用にはどういったものがある?

空き家を解体して更地として売却するのも、土地活用のひとつといえます。しかし立地条件によっては売却してしまうよりも、少なからず収入を得られる土地活用が可能な場合もあります。

土地活用と聞いてマンションやアパート経営を連想する方も多いかと思いますが、更地にした上でさらに建物を建てるとなるとそれなりの費用が必要となり、この 費用を回収するためには、出来る限り空室がないようにしなければならないほか、建物の管理や修繕費用も必要となってきます。
さらに今後は少子高齢化が進み日本でも人口が減少してゆくことが予想されており、賃貸物件の需要も先細りが懸念されるため、賃貸経営は比較的リスクの高い土地活用方法となってくるでしょう。

そういった面からリスクの少ない土地活用方法について考えてみると 下記の4つが挙げられます。

  • 月極駐車場
  • コインパーキング
  • トランクルーム
  • 太陽光発電

月極駐車場

更地の状態から月極駐車場を始める場合、初期費用としては限りなく安い金額で始めることが可能です。舗装されていることがベストですが、通常の乗用車が乗り入れられる程度に整地さえしてあれば、それにロープなどで駐車区画を区切るだけでも始めることができます。郊外や田舎であれば未舗装でも借り手がいるかもしれませんが、都市部で確実な借り手を望むなら、舗装は必須といっていいでしょう。

初期費用が安上がりな分、得られる収益も小額にとどまります。東京都区内などであれば、1台あたりの賃料として月額3万円程度が可能な地域もありますが、その場合少なくともコインパーキングにしてしまったほうが、さらに大きな収益が期待できます。地方であれば1台あたり月額3000円~1万円程度でしょうか?仮に5台分の土地で月額5000円なら、満車の状態でひと月25000円の収益ということになりますね。

コインパーキング

コインパーキングとしての土地活用には、必要となる機器を土地オーナーが自らが用意して、ご自身で経営・管理する方法もありますが、近年では業者による一括借り上げで、初期費用は0円で必要な機器類は業者がすべて用意し、集金や清掃、機器のメンテナンス、クレーム対応などの管理までのすべてを請け負ってくれるサービスが主流となっています。

こういった業者は近隣をはじめさまざまな地域での、コインパーキング運営を行っている為、地域や立地条件によってどの程度の駐車需要があるのかまでを把握しています。その土地に見合った賃料の設定なども、業者によって提案され土地を貸してしまえば、あとは業者がすべて管理運営をしてくれるため、オーナーは何もしなくても運用が可能となっています。

また、ほとんどの場合の契約は期間を限定した一時使用賃貸契約となるため、アパート・マンション運用のように居住権が発生することがない点も大きなポイントです。

得られる収益はアパート・マンション運営よりも少なめです。 駐車場を利用する需要が高い立地条件に限られるため、月極駐車場よりも必然的に多きな収益を得ることが可能といえます。

トランクルーム

特にちょっと外れの郊外などの地域で、注目度の高い土地活用方法がトランクルームです。コインパーキングと同様に一括借り上げ、初期費用0円で始めることができるサービスが用意されていて、今後成長が期待されている活用方法です。

郊外の比較的交通の便の良い道路の脇などの土地であれば、車でアクセスが可能ですから、コンテナを用いた収納専用のレンタルスペースとして運用が可能です。

土地活用からはちょっと外れますが、都市部のビルの一室などの小さなスペースをレンタルしそこにロッカーのような収納スペースを設置して、賃料を得る方法も用意されていてこちらはレンタル収納スペースとして知られています。

太陽光発電

一昔前は個人で太陽光発電を利用する場合、自宅の屋根に設置して自宅で使う分を賄う程度のものでしたが、近年では設置サービスを行う業者も多く現れたうえ、電力の定額買取りも現実となったことから、高い注目を浴びています。

ここで挙げた4つの中ではもっとも新しく、かつ初期費用も大きくなりますが、 一定容量を超える発電量であれば、国が定額で買取ってくれる上に、20年という長期的なプランが基本となるため、一度初めてしまえばリスクは少ないといえます。

具体的には10kw以上の発電システムであれば、20年間は発電した全量を定額買取りするといった制度です。ちなみに10kwの発電能力を持つソーラーパネルの設置に必要となる土地面積はおよそ150㎡前後、およそ45坪前後の土地であれば設置が可能となります。もちろん日当たりが良い土地であることが条件となるのはいうまでもありません。

ある程度の初期投資が可能で、立地条件をクリアできる場合には、将来性が期待できる上にリスクの少ない土地活用方法といえます。